●302 夏の山 なつのやま 〇あおばひゃくりつづきてみるめもあやに

 表題:夏の山
 読み:なつのやま

 収録:(A)球溪歌集「四季」 犬童信蔵著 音樂教育書出版協會 1936(S.11).11 ◎[A3-1],Copy=[Ka1]

 記譜:単声(伴奏付き) ト長調 4/4

 インチピット:ドレ|ミミレドミソ|ソレレレミ

 曲:トスティ,パオロ(Tosti, Paolo)(1846-1916)[イタリア]
 詞:犬童球渓 ※1930(S.5)作詞

 ※原曲楽譜あり


[詞] ※「四季」より

1.青葉百里つゞきて見る眼も綾(あや)に 寄する浪か嵐に音するこずゑ
  思ひ遠く走りて心廣し いやで行(ゆ)かん 果(はて)なき緑の夏山
  いとも清く薫るは谷の白百合

2.若葉千里連ねて見る眼も妙(たへ)に 白き花か木蔭に群れ居るひつじ
  胸の憂ひあとなく空に消ゆる いでや行かん果なき緑の夏山
  夢の如く垂るるは合歡(ねむ)の花房 鳥はみ空に樂(がく)をかなづる


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